MENU

学校に行きたくなかった子供時代

  • URLをコピーしました!
目次

学校を休みがちだったはなし

僕は生まれつきの気質として神経質で、集団生活が苦手で、恐怖・不安という感情に対して人一倍敏感な子供でした。

小学3年生頃に喘息を発症し、その後何度も喘息が原因で学校を休みました。

喘息はつらいです。長年付き合ってきたのでよくわかります。

特に当時は(今から25年程前)今ほど効果的な吸入薬も無かったように思います。

なので一度発症すると、ときに気管支炎も併発したりして長引いたことを覚えています。

そんな体質だったため母によく心配をかけていたのですが、困ったことに、喘息で具合が悪いと言えば学校を休ませてくれると誤った学習をしてしまったのです。

なぜ学校に行きたくなかったのか?

正直、決定的な理由は思い出せません。

でもひとつ、僕は体育が嫌いでした。運動全般が嫌いというわけではなく、たとえばマット運動、跳び箱など学校の授業で扱われるような運動が苦手でした。

もしも失敗してみんなの前で恥ずかしい思いをしたらどうしよう。

もともと不安を感じやすい気質もあって、そんなことが大きな不安になっていたことは確かです。

僕はそんな不安から逃げに走りました

明日の体育はマット運動だな・・・

そうなると当日の朝ちゅうとろ少年は「今日は具合が悪い、ゼーゼーする」と、母に訴えて学校を休みます。

同じようなことを繰り返していくうちに次第に休みグセが付きました。

仮病で学校を休むことに対しても全くと言っていいほど罪悪感がなくなりました。

これがとっても厄介なのです。

改善するためにかなり努力をしましたが、今現在においてもまだ完全には克服できていないのです。

自分の子供にもあてはまると思った方へ

もし上記までを読んで、あれ?うちの子供にもあてはまるかも?と思った方へ助言させてください。

病気を武器にして振りかざすのはやめなはれ!と伝えましょう。

病気を患っている事実というのは、時として強力な武器になり得ます。

しかし、そんな事実に甘んじて都合よく利用した先に、精神的な成長はありえません。

正直親の気持ちとしては、具合悪いと言っている子どもを無理に学校へ行かせるのは忍びないと思います。

(もちろん本当に体調が悪い場合はしっかりと休ませてあげるべきなのは言うまでもありません。そこはしっかりと見極めましょう。)

しかし子供の頃に染み付いた逃げ癖、休み癖というものは成長したからといってそう簡単に改善できるようなものではありません。

たとえば将来仕事やプライベートで困難に直面したときに、しっかりと立ち向かい解決できる大人になって欲しい。

たとえば将来子供ができたときに、しっかりと責任を持って育てていける大人になって欲しい。

大げさではなく、そういったごく標準的な社会性を身につけるには子供のときの今がとっても大切な時期なのです。

子供には「こんなに具合悪いと言っているのになんでわかってくれないの!?」と逆に拗ねられてしまうこともあるかもしれません(僕がそうでした)。

でもあくまで僕自身の経験として言いますが、思考のクセは子供のときにしっかりと矯正してあげるのが大切です。

まずは子供の声にならない声に、しっかりと耳を傾けてみてください。内側に抱えている不安、悩みに気づけるはずです。

以上です、参考になれば嬉しいです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次